【アンケートへのご協力のお願い】

 

 「御蔵島環境教育プログラム」に参加された皆様、いかがお過ごしでしょうか。

御蔵島の大自然や野生イルカと接することにより、ご参加者それぞれが感じるものがあったと思います。

 

下記のアンケートにご協力いただきたく思い(各項目字数自由)、ご連絡差し上げました。感じたことを自由きままにお書き頂ければ幸いです。

 

この電子メールの返信にて(添付ファイル)お願い出来れば幸いです。お忙しいところお手数をおかけしますが、よろしくお願い致します。

(注)行ってない場所については空欄でお願いします。

 

NPO法人 みらいじま 編集・出版担当

中谷紀子

 

参加回( 第15回   )

お名前( 石毛 久美子 )

 

Q1.御蔵島を訪れて、「一番印象に残ったこと、またはこれはぜひ人に教えたい!」と思った、とっておきの場所やモノ、生き物はありますか? あればその場所・モノ・生き物と、理由を書いてください。また、その場所で体験したことやエピソード、モノや生き物に出会って感じたことなどもあればぜひ教えてください。

 

今回は参加しなかったのですが、前回参加した広瀬さんガイドによる南郷巨樹の森が、両回通じて断トツにおもしろかったです。恐らく個人で行ってもそれ程の感動はなかったと思うのですが、広瀬さんがして下さった御蔵島の自然や伝統のお話、そしてたまに出るジョークがとても興味深く、その人柄も素敵で、素晴らしく充実した内容であったと思います。御蔵島だけでなく大きな枠での自然のサイクルを学ぶことができました。もし友人が今後参加する機会があれば間違いなく勧めたいと思います。

 

Q2.もののけの森(南郷:広瀬節良さんガイド)を訪れた方にお伺いします。もののけの森で最も印象に残ったことは何ですか? もののけの森で考えたこと、広瀬節良さんの話で印象に残ったことなど、自由に書いてください。

 

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Q3.南郷山荘及び、二番目三番目の巨樹(山科鳥類研究所の調査区域)を訪れた方にお伺いします。二郎丸や南郷山荘を管理している、桟橋長の栗本節夫おじさんの、御蔵島の自然、文化、伝統、慣習のお話、また二番目三番目の巨樹はいかがでしたか。また印象に残ったことは何ですか?

 

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Q4.ドルフィンスイミングについてお伺いします。

(1)   船に乗って目的地まで行く時は、どんな気分でしたか?

 

前回は飲酒・喫煙・日々の運動不足など、体調最悪の状態で挑んだために満足にイルカと遊ぶことができませんでした。その悔しさをバネにそれから、残念ながら禁酒はできませんが代わりに禁煙と毎日(少しだけ)運動をして体力をつけたつもりでしたので、今回こそはきっと仲良しになってこようと思いました。

 

(2)   実際に海の中に潜ってイルカと出会った時のことを教えてください。

 

残念ながら休息中の群れが多くまたも仲良くなることは難しかったのですが、明らかに前回よりも長く、深く、早く、スムースに、そして楽に潜って泳ぐことができたため、一緒に伴走してイルカの体や行動をよく観察することができました。タコを加えてもて遊ぶイルカ、ウンチをするイルカ、半分目を閉じて眠るイルカ、腹を見せてスキンシップを取り合うイルカ・・前回は気づかなかったことばかりです。

 そして一つ疑問が浮かびました。これは前回から通して感じていることなのですが、イルカに少しでも近づきたい、仲良くなりたいと思っていながらも、実際にイルカを目の前にして目が合うと・・・感動しません。人はよく彼らの目がかわいらしいと表現しますが、私にしてみればどちらかというと少し気持ちが悪くて萎縮してしまう程です。近くで見るその目は充血気味な上にどんよりとしていて、何だか「死んだ目」に見えるのです。こんな風に感じるのは私だけなのでしょうか?またこの思いがいずれかわいい或いは優しいと感じる様になるのか、あるいはこういうものなのか・・。できれば前者であって欲しいと願うばかりです。

 しかしそれでも、少し離れて見るイルカの姿はかわいらしくエレガントなものです。ドルフィンスイムの際に、普段御蔵島の沿岸付近で発見するイルカの群れにも当然ながら感動しますが、今回はクジラを見るために惣次さんが沖まで船を出してくれました。その時に見たバンドウイルカ(ミナミバンドウイルカではなく)とオキゴンドウの群れには圧巻でした。その数の多いこと!!360度どこを見てもイルカ・いるか・irukaと言った感じでした。いくつものバンドウイルカの群れがすぐに船に近づいて来ては、目の前で波乗りを披露してくれました。また、更に遠くの沖合いでは、バンドウイルカたちが自由にジャンプし合ったり上半身を出して伸びをしている様な姿を見せてくれました。それはまるで映画のワンシーンの様で、人生でこれから何度見れるか分からないと思うほど感動しました。

 

(3)   ドルフィンスイミングを終えて、どのようなことを感じましたか?

 

今回実際クラゲが多く発生していましたが、また非常に多くのビニール袋が海面に浮いていることに気づきました。私は亀ではないので水中でクラゲを見つけて食べることはありませんが、逆に刺されまいと避けようとしていました。しかし見ればそれがクラゲではなくビニール袋の数々であることに気づいたのです。ほとんどは拳程の小さな透明なものでしたが、中にはスーパーで配っている様な白っぽい比較的大きなものもありました。それは水中から見上げると、巨大なクラゲが浮遊している様でとても恐ろしかったです。しかし小さな透明なもの程海藻などが絡まった色の具合が丁度本物のクラゲの様で、ビニール袋の存在に慣れている私ですら間違えてしまった程ですので、亀は当然パクっといってしまうだろうと思いました。

そしてもう一つ。できる限りですが、やはり禁煙は続けたいと思います。泳いでいる時の爽快感・解放感が歴然でした。

 

Q5.川田の滝(沢)に行かれた方につきまして、感じたこと等を自由にお書きください。

 

 滝にはダイナミックなものから、人知れないささやかなものまでありますが、私は川田の滝の様に小規模で木々に取り囲まれて閉鎖的な空間が好きです。水は物凄く冷たかったですが、そこにある空気・水・景色・匂い・・全てが気持ち良く心置きなく放心して日々のストレスを全て抜くことができました。

 次回行くことがあれば、アドベンチャラスに是非もっと上の方まで登ってしばらくゆっくりまったりしてみたいものです。

 

Q6.火力発電所、ゴミ捨て場、空き缶リサイクル施設等に行かれた方につきましては、感じたこと等を自由にお書きください。

 

 前回・今回共に車からチラっと見た程度です。空き缶リサイクル施設或いは生ゴミ処理場(どちらか忘れたのですが、道路沿いの小さな小屋です。)に関しては両回ともシャッターが下りていて見ることができませんでした。

 ゴミの不法投棄場はダイレクトな光景ではありますが、他の場所に関しては「見た」と言えるほどよく見えるわけでもなく、そこで一体どの様なことが行われているのか、どの様な状況なのか、或いは良い常態なのか悲惨な状態なのかす把握することができませんでした。

 正直なところ、私は御蔵島の醜い部分を理解していません。目に映るもの、海も山も生物も人々も全て美しく穏やかで素晴らしい限りだと思います。というのも、美しいビーチや山で有名な国内外のリゾート地ではもっと見た目にも分かりやすく環境汚染が進んでいるところが多く、さすがに目を覆う程です。それに比べて御蔵島は環境客の出入りがさほど多くないことも含め、また住民も観光客もお互いに自然を守りたいという意識を感じることから、比較的自然環境が守られているという印象を受けます。言い換えれば「他よりまし」という表現になってしまうかもしれませんが。

 しかし人が自然に介入している限り在りのままの自然であるはずはありません。かといってそこに昔から暮らす住民の生活もあります。まず内部外部含めた人が、その環境が人の為だけでなく地球全てのものの為に用意され、お互い支えあっていることを理解・尊重して生活するというスタイルにおいて、御蔵島は隠すわけでもなく醜い部分が目立たない程、良いモデルであると思います。そして同時に少なくともそれを維持していかなくはならないものであると強く思います

 

Q7. オオミズナギ鳥観察、天体観測、黒崎高尾の展望台、タンテイロの森、御蔵山縦走等について、経験した方は感じたこと等を自由にお書きください。

 

 オオミズナギ鳥に関しては前回と同様、今回も大群を見ることができなくて残念でした。その代わり縦走のガイドを務めて下さった惣次さんのお兄さんがオオミズナギ鳥の観察にも連れて行って下さり、多少強引かつワイルドな感はありつつも、島の方の視点からのお話を伺うことが出来て良かったです。(旨い関連の話し8割・笑。)また次回参加できることがあれば、是非その時こそは大群を見てみたいです。

 

縦走に関して初め霧の影響を心配していましたが、すぐに見事といえる程の晴天に恵まれ、山の上からは尾根、池、海・・様々な景色を望むことができました。お陰で真っ黒に日焼けしてしまいました。その景色は一言で表現すれば、穏やかと言った感じでした。海も山も・・穏やかでした。

 ちなみに私のお気に入りはオケツ山(お尻の様な形の山に丁度割れ目がある)と広大な湿原の光景です。 

 

Q8.食事についての感想、改善点をご自由にお書きください。

 

明日葉のマカロニサラダがとてもおいしかったです。気に入りすぎて縦走に持っていったタッパの残りを、宿に帰ってから一人で完食してしまいました。もちろん帰宅後も作って食べました。ちなみにカツ丼に入れてもおいしかったです☆

あとどうでも良いことですが私は甘味が苦手ですので、白玉に初めから小豆をかけるのではなく、パックで別にしておいてくれたのが有難かったです。

そしてオハギは食べられませんでした、ごめんなさい・・。

その他全てのお食事をおいしく頂きました、どうもありがとうございます。

 

Q9.危険を感じたこと(場所)や怖かったことはありますか。また怪我や病気をされた方はいますか。

 

特にありません。

 

Q10.御蔵島、または今回の御蔵島環境教育プログラムについて、感じたことを自由に書いてください。

 

 前にも述べましたが陸では特に目立った環境汚染に気づくことができませんでしたが、海では多くのビニール袋が浮かんでいる様子を目の当たりにしました。

 例え目に見えなくても人がそこで生活する、或いは訪れるだけでも何かしら本来の姿を損ねてしまう影響を残します。ゴミや生活廃水はもちろんのこと、当然ドルフィンスイムによってイルカの生活を侵害し、森に訪れることで木の根を痛め、草花を踏み荒らし、時にはせっかく出来上げたオオミズナギ鳥の巣を踏み抜きます。開発は別次元の話として、それでも心身をリラックスさせる為、何かの研究の為に人が自然の中へ入り込もうとする限り、私たちはできる限りその痕跡を残してはいけないのだと思いました。自然の中において私の存在を消すことによって自然を害すことがないのと同時に、自然を自然のままに感じることができるのだと思います。

壊してしまった自然を回復させることは私にはとても難しいことですが、足跡を残さない注意と努力なら進んでしなければならないと思います。

 また、御蔵島で美しい自然と一緒にゴミ処理場などを照らし合わせて見れたことを切欠に、御蔵島でなくても都内のその様な施設を見学してみたいという気持ちが沸き起こりました。何がどのように環境を汚染しているのかといった、今回残してしまった宿題とも言える疑問を解決する為に、実際に見て具体的に知りたいです。

 

Q11.今後のプログラムの改善点や希望を自由にお書きください。

 

 環境教育プログラムとして、環境汚染についてのミーティングを何度か行いましたが、実際のところQ6でも述べた通り実情が分からないというのが本音です。私が思う対策案を発表しても、それは月並みに小学校かどこかで教わった様な誰でも知っているものでしかありません。そして実際の汚染を目にした訳でもなく、匂いを嗅いだ訳でもなく、御蔵での汚染に関する感想といったものも特にありませんでした。そして今回多くの参加者が同じ様に感じていた様に思います。それではせっかくミーティングを開いても充実した内容にはなり得ません。

 確かにあの様にみんなで話し合える機会はとても貴重であり、少しでも注意して見るようになった切欠という意味では功を奏したと言えるかもしれませんが、それよりもまず直接自分で体感してみる方が早く分かりやすいのではないかと思いました。資料だけでなく直接その現状を見たり触ったり嗅いだりしてこそ心からの思いが湧き上がり、その対抗策を必死に考える様になるものではないかと思います。

 今回は3泊4日でしたが、2泊3日のスケジュールともなると日程的に難しいかもしれませんし、もしくは制度的にも困難であるのかもしれませんが、是非現場の見学ツアーを組み入れても良いのではないでしょうか。或いは図だけでなく写真を搭載した資料でももう少し分かりやすくなるのではないかと思います。

 その他自然体感プログラムに関しては全て文句なく満足でした。どうもありがとうございました。

 

Q12.今回、書いていただいた内容をパンフレット、HPに掲載させていただいてもよろしいですか?

 YES or  NO

 

Q13.でYESと答えた方にお伺いします。実名を掲載させていただいてもよろしいですか?

 YES or  NO

 

ご協力ありがとうございました!

 

NPO法人 みらいじま
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