【アンケートへのご協力のお願い】

 

 今年度「御蔵島環境教育プログラム」に参加された皆様、いかがお過ごしでしょうか。

御蔵島の大自然や野生イルカと接することにより、ご参加者それぞれが感じるものがあったと思います。

 

下記のアンケートにご協力いただきたく思い(各項目字数自由)、ご連絡差し上げました。堅苦しいアンケートではないので、感じたことを自由にお答えいただければと思います。この電子メールの返信にて(添付ファイル)お願い出来れば幸いです。お忙しいところお手数をおかけしますが、よろしくお願い致します。

 

 

環境NGO みらいじま 編集・出版担当

中谷紀子

 

 

お名前(池永牧子          )

 

Q1.御蔵島を訪れて、「これはぜひ人に教えたい!」と思った、とっておきの場所やモノ、生き物はありますか? あればその場所・モノ・生き物と、理由を書いてください。また、その場所で体験したことやエピソード、モノや生き物に出会って感じたことなどもあればぜひ教えてください。

 

 川田の滝のひんやりした空気と大きくてほんのりあったかいまあるい石。夜空を舞うミズナギドリ。闇と星。グランブルーのイルカとイルカの声。

 川田の滝は真夏なのにあの霧みたいなひんやりしたシャワーと空気が入り交じった空間にふーって肩の力がぬけて、穏やかな気持ちが広がったから。みんながあの冷たい水に飛び込んで足をつけて、水やこけと溶け合ってて、なんだかとても気持ちに素直な感じだった。水源の木の近くの大きな石はトトロのおなかみたいな石で、なんとなくあの自然の中で木や水と織りなす存在感が調度いい雰囲気でした。

 夜空に白い鳥が舞う姿は不思議で、静かにじっと見ていたいなと思う何かがありました。闇の中を流れ星のように早いスピードで自分のいえに向かうミズナギドリの姿は神秘的な感じでした。

 星の光は昼間の光と全然違う穏やかさで、見てるひとを包んでくれるような気がします。寝っ転がって、ただ見てるだけなのに闇の怖さの中で、自然の中にいる幸せみたいのを感じてました。

 イルカは、きっと野生動物はみんなそうなのかもしれないのですが、存在そのものがありのまま、輝いてる生を感じます。だから、声にも優しい生命力みたいのを海の中なのに感じるのかなあ。とにかく、生きてる姿がいとおしく思えるから不思議です。

 

Q2.もののけの森を訪れた方にお伺いします。もののけの森で最も印象に残ったことは何ですか? もののけの森で考えたこと、広瀬さんの話で印象に残ったことなど、自由に書いてくださ

い。

 

 数限りない巣穴にただ驚いていました。そして、闇夜に自分の家に間違いなく帰ってくるということにも。広瀬さんのお話ではそれが一番印象深いですね。植生を一部変えてしまうくらいの数が生息していることも、豊かな海と島があるからなんだなという実感でした。巨樹もあれだけの大きさに成長することができるのは島の土壌や周辺環境の豊かさを想像させてくれて、深いつながりを感じました。

 

Q3.ドルフィンスイミングについてお伺いします。

1.    船に乗って目的地まで行く時は、どんな気分でしたか?

 子どもみたいにただ、うれしかったです。言葉では難しいですね。本当に会いたくてわくわくしていたのです。

 

2.    実際に海の中に潜ってイルカと出会った時のことを教えてください。

 しあわせーって感じました。イルカの姿は海に溶け込んでるようで、言葉にならないくらい美しいなと思いました。出会えたことをうれしくてうれしくて、海の中で喜んでいました。思わずなんども、イルカさんたちに手をふったり、声をかけていた。。。

 

3.    ドルフィンスイミングを終えて、どのようなことを感じましたか?

 イルカのナチュラルな生活を垣間見て、自然のままに生きてるってつくづくステキなことだなあー、と思ったりしてしまいました。御蔵島の自然と海と溶け合ってるっていう感じです。それを少し感じながら、自然の豊かさを思いました。

 ただ、ちょっとあまりに大人数で追いかけるようになってしまったときなどは、申し訳ないなーというかやはりイルカの生活環境を騒々しいものにしているという罪悪感に近いものも少し感じました。イルカが島の方に寄っていって、ひとから逃げているようなときは特に感じました。どれくらいの人間が一度に海に入るか、イルカに負荷をかけないドルフィンスイムっていうのがどういうものかをもう少し考えていかないといけないですね。御蔵島は6年位前に比べるとかなりたくさんのひとがやってきているなという実感でした。

 

 

 

Q4.川田の滝(沢)に行かれた方につきまして、感じたこと等を自由にお書きください。

 最初にかなり書いてしまったのですが、ひんやりした空気が印象的でした。暑いのに涼しい。土や緑や水があるだけで、気温が保たれることや暑くなりすぎない、ヒートアイランドなどとは無関係なんだと改めて、体で感じることができて、自然の持つ連鎖の大切さみたいなものを痛感していました。

 あの空間は水や滝登りができて、大人もおもいっきり童心にかえるような気がしてます。みんな、すっかり水遊びのとりこになっていたので。あれはかなり貴重な空間じゃないでしょうか?飾らないココロで、ありのままっていう感じでした。

 

Q5.火力発電所、ゴミ捨て場、空き缶リサイクル施設等に行かれた方につきましては、感じたこと等を自由にお書きください。

 

 直接見ていないのですが、通りかがりで説明を受けながら感じたことです。島は本当に小さい自然。外部の人間が入ってくることで明らかに、ゴミが増え、使用電気料が増加するんだと思うと、離島の自然環境を楽しむ人間の責任がかなり問われるなという気がしてます。自然には空き缶を分解することはできない。ゴミの持ち帰りなども真剣に考えていかないといけないのかなという時期が来そうな予感がしてました。

 

Q6. オオミズナギ鳥観察、天体観測、黒崎高尾の展望台、御蔵山縦走等について、経験した方は感じたこと等を自由にお書きください。

 

 夜のオオミズナギドリの転がってくるような姿は本当にかわいくて、触れてしまうことにもいいのかなあーって思いつつもうれしかったりしました。動物の生はほんとに一生懸命なんだなあという感じが広がりました。飛び立ちにくいのも、舞い降りにくいのも、自然ならではの理由があって、それがちょっ不便そうにひとから見ると感じてしまうけど、その少しうまくいかないことも、自然でとても必要なことなんだなあって、思います。なかなか間近で野鳥を見れることなんてないので、すごく感動でした。また、あいたいですね。

 

Q6.御蔵島、または御蔵島環境教育プログラムについて、感じたことを自由に書いてください。

 

 とにかく楽しかったです。こんなに楽しい思いをするのもひさびさーっていうくらい楽しかったです。それは自然もそうですが、みんながすごく自然とともにいい感じだったことと御蔵島のお祭りや花火大会をみて、地元の人たちのすごくいい空気、感じたからだと思います。御蔵島という自然豊かな島から、感じられる大切なことを子どもたちとも一緒に分かち合えたら本当にいいなという思いがします。ココロのままに自然と触れあえるのはオトナもコドモも同じだと感じるから。しかし、御蔵島がこんなに豊かな島だという認識がなかったです。イルカや巨樹の話はよく知っていましたが、それでは分からない実際につかることで感じられる豊かな自然がいっぱいあるんだなあというのが分かったような気がしてます。プログラム進行のためにいろいろ準備や現地での手配などしてくださったみなさんにとても感謝しています。そいうのもまた分かち合えたらと思います。

 

Q7.今回、書いていただいた内容をパンフレット、HPに掲載させていただいてもよろしいですか?

 YES

 

Q8.でYESと答えた方にお伺いします。実名を掲載させていただいてもよろしいですか?

 YES

 

Q9.危険を感じたこと(場所)や怖かったことはありますか。また怪我や病気をされた方はいますか。

 

 私自身は全くありませんでした。でも、ドルフィンスイムでおぼれそうになったひとがいたことなどを怖いと思いました。経験がない方には、事前に外洋でのフィンを使った練習をちょっとでもした方がいいのかなあ。波があったり、透明度がよくない海での泳ぎはプールとはだいぶ違うので泳げるひともちょっと状況によっては、慌てたりしてしまうのかなあと思いました。

 

Q10.プログラムの改善点や希望を自由にお書きください。

 

 Q9の方に書いてしまいましたが、初めての方には初日に海での泳ぎを少し練習できるような時間があったらいいかなーと思いました。

 

ご協力ありがとうございました!

 

NPO法人 みらいじま
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