【御蔵島参加者アンケート】

 

 「第11回御蔵島環境教育プログラム」に参加させていただき、本当にありがとうございました。御蔵島で今まで体験したことのない生き物・自然・ヒトに会って最高に充実した3日間でした。

下記にアンケートの回答を記載いたしましたので、よろしくお願いいたします。

 

 

 

名前( 島森 正和 / シマモリ マサカズ )

 

Q1.御蔵島を訪れて、「これはぜひ人に教えたい!」と思った、とっておきの場所やモノ、生き物はありますか? あればその場所・モノ・生き物と、理由を書いてください。また、その場所で体験したことやエピソード、モノや生き物に出会って感じたことなどもあればぜひ教えてください。

 

A1.やはりドルフィンダイビングに二回参加させていただいたこともあってか、イルカの存在が最もインパクトがあり、また人に知ってもらいたいと思うことでした。

実際、家に帰り家族に体験したことを話すと皆が興味を示し、それについていろいろな話をしましたが、やはり単純に日本にイルカが生息できる自然があるということに驚いていました。僕も、自分の目で見るまではなかなかイメージすることが出来なかったのですが、一緒に泳ぐことで中途半端な想像を吹き飛ばしてくれ、なんだか健康的な気分になりました。

しかしそうすると、なぜ御蔵島だけにこれだけのイルカが棲んでいるのかという疑問がわきました。それは様々な生き物や植物を含んだサイクルによって育まれているためであることを根岸さんのお話や自分の目で見たことから少しでも実感できた為にそう感じたのだと思います。

 

 

 

Q2.もののけの森を訪れた方にお伺いします。もののけの森で最も印象に残ったことは何ですか? もののけの森で考えたこと、広瀬さんの話で印象に残ったことなど、自由に書いてくださ

い。

 

A2.今回、私はもののけの森へは参加できなかったのですが、森から出る湧き水が海に流れ出ることがイルカの住みやすい環境を作るひとつの要素であるというお話を聞いて、いつか必ず実際に自分の目で見て感じてみたいと思いました。

 

 

Q3.ドルフィンスイミングについてお伺いします。

1.    船に乗って目的地まで行く時は、どんな気分でしたか?

 

 こんな気分になるのは何年ぶりかなぁと思ってしまうくらい気分が高揚してしまい、船の揺れさえ楽しいと感じてしまうくらいでした。そんな中でも、どんな風にイルカたちが姿を現してくれるのかとそればかり考えていました。

 あとは、御蔵島の絶壁沿いを船が進んでいたので、崖から流れ出る湧き水や島の壮大さに圧倒されていました。

 

 

2.    実際に海の中に潜ってイルカと出会った時のことを教えてください。

 

 一度目のスイミングではちょうど睡眠時間だったらしく、群れでゆったりと泳いでいましたので多くのイルカに出会えることが出来ました。目は軽く瞑っている様に見えましたが、優しい感じがして今までに感じたことがないホッとしたような気分になったのを憶えています。

 二度目は朝のスイミングだったので起きているイルカも何頭かいて、近くで泳いでくれて少しだけ遊びの相手をしてくれたのが印象的でした。

 

 

3.    ドルフィンスイミングを終えて、どのようなことを感じましたか?

 

 人間が近くで泳いでいてもほとんど警戒せずにイルカたちが移動し続けていたことがとても印象的でした。これは、何年かの間にドルフィンスイミングプログラムに参加されていた方々のマナーとそれを取り仕切るNGOの方々、御蔵島民の人々の当たり前だけれども一番大切な「必要以上に自然に介入しない」という心掛けと実行してきた実績を強く感じました。

 

 

Q4.川田の滝(沢)に行かれた方につきまして、感じたこと等を自由にお書きください。

 

 残念ながら今回は参加することが出来ませんでした。

 

 

Q5.火力発電所、ゴミ捨て場、空き缶リサイクル施設等に行かれた方につきましては、感じたこと等を自由にお書きください。

 

 今回、私は上記の施設を見学することが出来ず、参加できたプログラム内容はいわゆる御蔵島の「いいところ」を見ることができるものばかりでした。しかし、人間が生活している限り熱は必要になるしゴミも出るのは当たり前のことで、それを排出する施設が御蔵島の自然に与える負荷の度合いと今後の課題を知るためにも見ておきたかったと今になって思っています。

 

 

Q6. オオミズナギ鳥観察、天体観測、黒崎高尾の展望台、御蔵山縦走等について、経験した方は感じたこと等を自由にお書きください。

 

 今回、私はオオミズナギ鳥観察・天体観測に参加させていただきました。御蔵島の森はオオミズナギ鳥の落し物によって育まれているというお話を聞いていたので、どのくらい大量のオオミズナギ鳥が巣に帰ってくるところを見ることが出来るのか楽しみにしていましたが、今回は数羽が帰ってくるところしか見ることが出来ず少し残念でした。しかし、御蔵島の自然サイクルの一端を形成するオオミズナギ鳥を実際に見て存在を知ることが出来てよかったと思います。

 

 

Q6.御蔵島、または御蔵島環境教育プログラムについて、感じたことを自由に書いてください。

 

 今回、私がNGOみらいじま主催の「御蔵島環境教育プログラム」に参加させていただいたことによって感じたことは、自分は知りたいと思っている自然に関する情報を全く知らなかったということです。学校の教科書や新聞テレビなどで流れている情報を取り込んで理解している気分になっていたフシが多少あったのだと思います。しかし、それが今回のプログラム参加によって気持ちいいくらいに吹き飛ばされました(笑)。イルカがなぜ御蔵島周辺に棲みついているのかということから考えてもどんどんとパズルのように繋がりが見えてきて、その大きさに圧倒されるばかりでした。しかし、私がこの短時間で見てきたのはそのパズルのほんの一部に過ぎず、また表面だけを見ていたことは自覚しています。だからこそ、この一度で終わらずもっと知る努力と行動を続けていこうと思います。

 

 

Q7.今回、書いていただいた内容をパンフレット、HPに掲載させていただいてもよろしいですか?

 YES  かなり拙く言葉の足りない文章ですが、少しでもプログラムの良さを伝えられることが出来るのならお願いいたします。

  NO

 

Q8.でYESと答えた方にお伺いします。実名を掲載させていただいてもよろしいですか?

 YES

  NO

 

 

Q9.危険を感じたこと(場所)や怖かったことはありますか。また怪我や病気をされた方はいますか。

 

 危険を感じたことはありませんでした。病気どころか船酔いもありませんでした!

 

 

Q10.プログラムの改善点や希望を自由にお書きください。

 

 宿の関係などもあるのだと思いますが、もう一日だけでも滞在期間が長ければと思いました。しかし、一日長かっただけでも全てを見切れるわけではないので今後も御蔵島に足を運んでいこうと思います。

 宿から漁船の手配、その他諸々の準備をしていただいた上にいろいろとご迷惑をお掛けしてしまい申し訳ありませんでした。根岸さん、中谷さんをはじめとする「みらいじま」の皆さんにはお礼の言葉をいくら申し上げても足りないくらいです。この経験を無駄にしないよう、御蔵島だからではなく現在住んでいる所でも自然への負荷を最小限にすることを心に留めていこうと思います。

 

 

以上です、よろしくお願いいたします。

 

 

                  島森 正和

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